iPhoneやiPadのボイスメモで録音データを削除しても容量(ストレージ)が減らない不具合が一部のユーザーで発生しています。
「『Appを削除』や再起動をしても削除した分の容量が減らない・・・」というパターンが多いみたいなので、この問題について解説していきます。
■不具合内容
iPhoneの「設定アプリ」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「ボイスメモ」を開いてください。ボイスメモの録音データを削除しても「書類とデータ」の数値が減らないのが今回の不具合になります。
また、この状態でアプリを削除してから再インストールしても「書類とデータ」の数値だけは絶対に減らすことができません。
こうなるとユーザー側では対処する術がありません。
ストレージの表示のバグの可能性が高いです
なぜストレージの表示のバグの可能性が高いかというと、検証に使ったiPhoneは最大容量64GBなのにボイスメモは150GBも使用していることになっています。
また、使用済みが25.4GBなのにボイスメモは150GBになっている点もおかしいです。
さらにこの状態のiPhoneに2GBのアプリを正常にインストールできます。
以上の点から、少なくとも検証に使ったiPhoneの場合はボイスメモのストレージ容量の表示上の数値がおかしいだけで、内部的にはボイスメモの削除した録音データのストレージは空いていることになっています。
■対処法【※2022年7月22日解決】
手順①:iOS15.6にアップデート
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」からiOS15.6にアップデートします。
手順②:Appを削除
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」→「ボイスメモ」を開いて「Appを削除」をタップします。(※ボイスメモのデータは削除されます)
手順③:アプリを再インストール
App Storeで「ボイスメモ」と検索してアプリを再インストールしてください。ストレージが正常に戻ります。
■念のため確認しておいたほうが良い設定
直接的な解決方法ではありませんが、ボイスメモには「最近削除した項目」というゴミ箱機能があるので、その中に録音データが残っていないか以下の手順で確認しておいてください。
【確認手順】
ボイスメモアプリの「すべての録音」の画面を開いて、「<」→「最近削除した項目」の順にタップします。
「編集」→「すべて削除」をタップすれば完全に削除できます。
■他のアプリに乗り換えるのもおすすめです
ボイスメモの容量を減らす解決策は今のところありませんが、今後容量を増やしたくない場合は、他の録音アプリに乗り換えるのもおすすめです。
「PCM録音()」というアプリが有名なので、興味がありましたら以下のApp Storeのリンクからダウンロードしてみてください。