フリーWi-Fi自動接続アプリ「タウンWiFi」の評判と危険性について紹介します。
また、公衆のフリーWi-Fi自体に潜む危険性に対して、タウンWiFiではどのように安全性を担保しているかについても合わせて解説していきます。
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タウンWiFi |
考えられる危険性とその対策について
①通信の傍受(盗み見)に対して安全性は担保されているか?
このアプリの危険性というよりは、公衆のフリーWi-Fiを利用する時の危険性になりますが、タウンWiFiアプリで自動接続できるWi-Fiには暗号化されていないアクセスポイントがたくさんあります。
暗号化されていないWi-Fiには通信内容を傍受(のぞき見)されるリスクがあります。
例えば以下の画像はセブンイレブンのフリーWi-Fi「7SPOT」の接続画面ですが、セキュリティが保護されていない「暗号化なし」のアクセスポイントです。
タウンWiFiは「VPN機能」により安全性を高めている
タウンWiFiではVPN機能(通信を暗号化する仕組み)により通信内容の傍受をブロックするという対策がなされています。(※ただし初期状態は保護されていないので自分で切り替える必要があります。)
iPhoneの場合
iPhoneの場合は「WiFi通信を保護する」の画面から「WiFiプロテクト」というアプリをインストールすることにより通信を保護するように対策されています。
Androidの場合
Androidの場合は「WiFi通信を保護」の画面で通信の保護設定に切り替えることができます。
②利用規約への同意、会員登録が必要なWi-Fiへの対応は?
フリーWi-Fiの中には「利用規約への同意」「会員登録」をした人にのみ、利用資格が与えられる場合があります(7SPOTなど)。
このようなWi-Fiに会員登録せずに自動接続してしまうと、利用規約違反となる可能性がありますので、タウンWi-Fiでは以下の対策がなされています。
タウンWiFiは利用規約への同意・仮会員登録は手動にしている
7SPOTなどの利用規約への同意・会員登録が必須のWi-Fiの場合は、同意と仮会員登録の操作だけは自動化されず、手動で同意するまでは以下の警告が出て接続されない対策がなされています。
ただし会員登録が必要ない接続先では利用規約が表示されないことも
例えば、以下の画像はスターバックスのフリーWi-Fiに手動で接続する時に表示される利用規約への同意画面ですが、タウンWiFiで自動接続するとこの画面が表示されません。
Wi-Fi提供者の利用規約は事前に確認しておく
タウンWiFiの初回起動時の画面(生年月日を入力する画面)にも書いてありますが、Wi-Fi提供者の利用規約を事前に自分で確認しておく必要があります。
アプリから利用規約に飛べます
アプリからWi-Fi提供者の利用規約に飛べるようにもなっています。
③アプリを削除してもプロファイルが残る
タウンWiFiはアプリを削除(アンインストール)しても、プロファイルはそのまま残ってしまいます。
どういうことかというと、以下の画像はアプリをアンインストールした後のプロファイルの画面ですが、タウンWiFiから追加したプロファイルが残ってしまっています。
こればかりは仕方がない・・・自分で削除!
iPhoneの仕様上、アプリをアンインストールする時にプロファイルを削除することはできませんので、残ってしまうのは仕方ありません。
プロファイルが残ることが気になるようでしたら、「設定」→「一般」→「プロファイル」の順にタップして開いた画面で自分で削除することで対策できます。
④OSの仕様変更に影響を受けることがある
iOS13で発生しているのですが、自動接続用のプロファイルのインストールに長い時間がかかってしまう不具合のため、自動接続の設定の回数を減らすガードがアプリに入っています。(私の場合は1回しか使えず「自動接続するWiFiを追加する」のボタンが消えます・・・)
ガードが入っているので安全性は担保されているのかもしれませんが、プロファイルによる自動接続設定が1回しかできないのはやや不便に感じます。(※プロファイルを使わない「WiFiをタップする自動認証機能」はガードもなく無制限に利用可能)
iOS13が配信されたのが2019年9月で、この記事を書いているのが2020年3月なので、約半年この状態が続いています。(「ガードが入っている状態が正式な仕様です」と言われたらそれまでですが・・・)
OSの仕様変更にアプリが影響を受けてしてしまうのは仕方がないことですが、障害情報みたいなものがどこかで見れると個人的には嬉しいです。1回使ったら設定項目が理由も分からず消えるというのは意味不明ですので。
ネットの評判「ぜんぜん繋がらない」には疑問も
ネットの評判(App Storeプレビュー、Google Playのレビューなど)では「ぜんぜん繋がらない」という意見も多いですが、個人的にはこのアプリのせいで繋がりにくくなっていると感じることはありません。
そもそも公衆のフリーWi-Fiは、利用者が多く混雑していて繋がりにくい時も結構あるので、タウンWiFiの有無に関わらず繋がらない時は繋がらないです。
Wi-Fi提供者側への苦情もアプリの苦情として書かれているように思えます。(もちろん本当にアプリの不具合の可能性もありますが)
まとめ
タウンWiFiの危険性と評判については以上になります。
「通信の保護機能」が搭載されているので、フリーWiFiのセキュリティが心配という方にもおすすめのアプリです。
iPhone版は自動接続用のプロファイルを自分でインストール必要があるので、最初はとっつきにくいかもしれませんが、慣れれば簡単ですし「WiFiをタップするだけで自動で認証する機能」を使うという選択肢もあります。
iphoneにタウンWiFiをインストールしたらバッテリーが3時間で空になった。他の使用もしていないし、心当たりがない。バックグラウンドでのアプリの作動は全て消していますが、効果がありません。このソフトは使用方法によってはかなり危険です。