LINEのLetter Sealing(レターシーリング)をオフにすると何が起こるのかを具体例で簡単に紹介します。
「Letter Sealingをオンにすれば暗号化できることはなんとなく分かったけど、オフにしたら何が起きるの?」という疑問にお答えしていきます。
Letter Sealingをオフにするとどうなる?
Letter Sealingをオフにすると、LINEで送受信するメッセージや通話内容などが暗号化されないので第三者や管理者にメッセージを読まれるリスクが高くなります。
具体例
例えば以下の画像のように「明日18時に渋谷のドンキで」というメッセージを送ったとします。
①Letter Sealingがオンの場合
Letter Sealingがオンの場合、相手に届くまでのネットワークやデータベース上では「明日18時に渋谷のドンキで」というメッセージが暗号化されるので「0K640KGTBw7Qr7TVt53Qjr3ehoE」のような暗号文になります。
この暗号文を元のメッセージに戻せるのは相手のLINEだけなので、仮に第三者や管理者がデータベースにアクセスしたとしても「0K640KGTBw7Qr7TVt53Qjr3ehoE」の暗号文を解読できないので安全と言えます。
イメージ
[自分]
↓
↓
0K640KGTBw7Qr7TVt53Qjr3ehoE ←盗み見されたとしても解読できない
↓
↓
[相手]
②Letter Sealingがオフの場合
Letter Sealingがオフの場合、相手に届くまでのネットワークやデータベース上を「明日18時に渋谷のドンキで」というメッセージが暗号化されずにそのまま流れるため、第三者や管理者にアクセスされた場合にメッセージを読まれてしまいます。
イメージ
[自分]
↓
↓
明日18時に渋谷のドンキで ←盗み見されたら読めてしまう
↓
↓
[相手]
操作する上での違いは特になし
メッセージや通話内容が裏で自動的に[暗号化される/暗号化されない]が変わるだけで、自分や相手の操作上の違いは特にありません。
ですので、特にこだわりがないのであればLetter Sealingの設定はより安全な「ON(デフォルトのまま)」で問題ありません。
逆に「OFF」にしても何もメリットはありません。